ドアのデッドニング加工例

画像が一通り揃ったのでページにしました。前後左右入り乱れですが。(笑)
内張りの外し方等は「ユーノス156」さんのページ(を保存・公開されている「つちのこ」さんのページ)
カーオーディオ全般に関してはPremier Caraudio StationCYBERPIT HILO
配線に関してはALPINEの「車種別 取り付け情報」ページ等が参考になると思います。

私が使ったダイナマットの「オリジナル」系制振材(安価)はスペアタイヤルームに貼ってある黒い物体に似ており、少し柔らかく粘着力は若干弱めです。(バリバリ割れません(笑))
作業にはヒートガン小型のローラー必携です。 たまに「ドライヤーとドライバーの柄で作業・・・」というのを見ますが、「オリジナル」系のマットを使用している場合はしっかり貼れないので制振効果が半減する上、一夏も経てば剥がれてると思います。

水漏れが心配になると思いますが、今まで6台の車にデッドニングを施して水漏れを起こした車は一台もありません。 最近、7年くらい前に加工したドアをチェックする機会がありました。 常に青空駐車の車両で下記トリックは行っていませんでしたが、水漏れは起ってませんでした。
2008.07.17 追記:
156のレギュレーター(電動ウィンドウの駆動部)は故障する事が多いようです。
私はスライドするパーツにモリブデン系のグリスを塗って、モーターやパーツの負担を軽減してあります。 今まで運が良かったのか、レギュレーターが壊れた事はありません。・・・が、156なら壊れても驚きません。(笑)  壊れた場合は、音のチューンアップを実行する絶好のチャンスですし。(爆)
デッドニング後のリアドアです。 私はマットを適当な大きさに切った後、持つのが困難になるくらいヒートガンで均一に暖め「ベターっ」と貼ります。 貼った後もヒートガンと小型ローラーを使って「これでもかっ!」と鉄板に密着させます。 画像では見難いですが、加工前の鉄板の凸凹がマット越しでも同じように確認できます。
「貼る」というよりも「加熱整形」という表現の方が近いと思います。 ドアの起伏に合わせてマットを整形するような感じです。 マットの材質は硬くないので、ネジの頭や突起物等は後からマイナスドライバーで掘り出せます。

「小手先のトリック」を使用しているためサービスホール上にツギハギがあります。 普通は1枚モノになると思います。 未確認ですが、できるだけ大きな一枚物を貼る方が制振効果が高いそうです。
ドアノブのロッドや配線等はスプリット・チューブを被せて制振材に張り付かないようにするのが一般的ですが、リアドアは写真のように処理しました。 フロントはもう少し丁寧です。(笑)
画像はありませんが、フロントにはドア内部にも吸音材や「ブチル&アルミテープ」を貼って制振処理を施してあります。 サービスホールのエッジ部分に見えるブチルテープは、下記「小手先のトリック」の名残りです。

私が使っている制振マットはダイナマット「オリジナル」の(安価な)互換品です。 これは3kg/m²以上と重く、マット以外の材料を含めたドア4枚分の重量増加は10kg以上になると思います。 「エクストリーム」は2Kg/m²と軽量なので、資金に余裕がある場合はこちらをオススメします。
最近使用し始めた「小手先のトリック」です。(写真はフロントドア)
0.3mmのアルミ板でサービスホールにフタをします。 表面にはブチルテープを貼り、力をかけなくても制振材が接着できるようにします。
アルミ板の上の白い部分はブチルテープの保護被服で、制振マットを貼る直前に剥します。 このトリックはサービスホールで制振効果が低下するのを防ぐためで、水漏れ対策ではありません。 ・・・防水効果も少し期待できると思いますが。

もしもこのドアが水漏れするとしたら、おそらく緑で囲んだ3箇所の穴だと思います・・・というか、穴の位置や周りの形状を見る限り、ドレインですよねぇ。(笑)

車って結構「水が入らないように」というよりも「水が入っても上手く出る」ように設計されてると感じるのですが、この穴もその手の最終手段的な出口のような気がします。 (ストックで貼られている白いウレタンフォームを見ると、通常はこれらの穴に水が流れないような形状になってます。)

ドア内に大量に水が入った場合この穴から内張り側に流れ、内張りとドアとの境目からサイドシル外側に抜けていくように設計されていると思います。

メインの水抜き穴はドアの底面、前側にあります。 加工の際はゴミなどが詰まって閉塞しないように注意が必要です。
MDFでインナーバッフルを作製しました。

ベース部分は辺が20cm前後の長方形で、高さ(穴の深さ)は約3.6cmです。 1.2cm厚のMDF3枚重ねで、ちょうど良い高さになったと思います。
フロントだけファンネル化できました。 ファンネル化すると抜けが良くなり、音質向上が期待できます。

バッフルにはニスを塗って硬度増加&防水を行いますが、ニスの選択には注意が必要だと思います。 自分の経験では「水性」ニスや、(「マホガニー調」とかの)着色ニスは浸透率が低く効果が少ないように思います。

普通の油性で出来るだけ透明度の高いニスを塗り重ねるのが良さそうです。 可能であればバッフルを丸ごとニスの中に浸けて、内部まで完全に染込ませたいのですが・・・。(笑)
スピーカーの背面にはDeflex社パワーパッドを貼りました。

フロントはビームが真ん中を横切っているため、やむを得ず2つに割ってあります。
ビームの高さを頂点にして、一戸建ての屋根のような傾斜を上下に作り、そこにパッドを貼れば凄く効果的だと思います。 ・・・時間が出来たら改善したい箇所の1つです。

ストックのスピーカー用の穴は下に出っ張りがあるので、ドリルを使って切り取りました。 その際はドア内部にビニールシートを被せて、鉄粉がドア内に残らないようにしました。 シートからこぼれた鉄粉は磁性化されたドライバーで丁寧に取り出し、最後は「5-56」を底に吹いてお茶を濁しました。(笑)

鉄粉がドア内部に残っているとサビの原因になりやすく、底に穴が開く可能性があるので要注意です。

ノーマル時に装着されている白いウレタンフォームは、吸音効果を期待して流用しています。
内張りを付けるとこんな感じです。 音質はスピーカーの取り付け角度や周辺(内張り表面)の材質にも大きく影響されるため、インナーバッフルの装着だけでは、正直な所、少し不満が残りました。
スピーカー出口の周辺を、出来るだけ広範囲に渡って硬くてツルツルした材質にすると音離れがよくなり、定位や音質が向上します。 それにはアウターバッフル化が望まれるのですが・・・・見た目との兼ね合いで断念しています。

156はグローブボックスのフタと内張りとのクリアランスがほとんど無いため、アウターバッフル化する場合は内張りを切り刻む事になると思います。 ・・・まだ、その勇気(というか、換えの内張りを買う資金)がありません。(笑)
内張の裏にも「ビビリ」防止のため、振動しそうな場所にブチルテープとアルミテープを重ねて貼りました。
ポケットの留め金の裏や、広い範囲で同じ材質が続く場所に適当に張りました。 一定の周波数の振動で内張り全体が共振しないように、密度が不連続になるように加工したつもりです。

余談ですが、「ブチル&アルミテープ」のペアは、見た目レジェトレックスにそっくりです。 似たような効果が得られるならコストパフォーマンスが高くて良いのですが ・・・本物はもっと高性能なんだろうなぁ。(笑)
ポケットの裏もビビリ防止の「ブチル&アルミ」のペアを貼りました。
156は無改造でも車内全体のノイズ対策がしっかりしていると思います。 にも関わらず、エアコンのセンサー前に付いているファンと燃料ポンプの2箇所だけは×です。 これは残念・・・というか、せっかくの防音処理が台無しになっているような・・・。(笑)

内張りに付いているスピーカー用のフレームは、インナーバッフル化に合わせて切り取りました。 ツメの引っ掛け部分だけ残してあります。
内張りの角に付いている発泡スチロール系パッドは、バッフルが収まるように薄くスライスしました。

ここまで書きましたがコージンクさんのblog(2007年3月辺り)にサブウーファーのインストールや、2DIN化、デッドニングなどの例が書かれてます。 私の何倍も気合いが入ってます。(笑)
昔、10インチ×2、定格300Wの密閉型BOXを自作した事があります。 音的には大成功だったのですが、あまりにも重いためボツにした経験があります。 その腹いせ(?)に、12インチ×1、定格150Wを載せてました。(苦笑)
スピーカーケーブルは、直で引きなおしました。

鉄板に開けた穴の周辺にはサビ止めを塗り、シリコンシーラントで目張りしました。

車体側のゴムパーツは下の方にドレイン・ホールがあるので、邪魔にならない位置に穴を開けました。
ノーマル配線の音質と比べると、中高音域の透明度が格段に上がります。

余談ですが、オーディオ用のちゃんとしたケーブルは、(スピーカー/ピンケーブル共に)色に応じた音が出ると言われています。 実際自分の今までの経験でもそうでした。 写真のケーブルは、なんとなくオレンジ色の音がします。(笑)
見た目を優先して、ツィーターはストックの位置に入れました。 運良くストックのネットも流用できました。

・・・がしかし、位置が悪いためイマイチ音がよくありません。 見た目はいいのですが・・・。(涙)
加工例はエス☆イーさんのページの「モディファイ」→「2005.02.14 ツィーターを交換してみる」に詳しく載ってます。

私が使ったツィーターは外周部分のちょうど良い位置に溝があったので、穴の径をギリギリのサイズに広げて差し込んだだけす。 多少強く押しても動きませんが、念のため「Gクリアー」という皮用(笑)の透明ボンドで、ゆる〜く目張りしたと思います。

それにしても、ストックのノーマルツィーターにはびっくり。 「これでよく音が出るなぁ」と関心させられる程です。 下手なオモチャの方が良い物使ってるかも。
スピーカーの構成は、変則的な3WAYです。
リアドアのスピーカーはウファーとして、(確か)80Hz位から下を鳴らしています。 16.5cmなので限界がありますが、小さなポン付けサブウーファーを使うよりもマトモな音が出せてると思います。

タイムアライメント機能を使用して音は全て前方から聴こえるようになってますが、定位や音質に関しては課題が残ってます。
簡単なグリルの改造例
  1. ストックグリルの「アミ」の部分をリューター等で適当に切り抜く
  2. 大き目のカッター等でフレームのエッジを整える
  3. ネットを適当な大きさに裁断し、フレームの裏側にジェル状の瞬間接着剤をつける (接着剤の量に注意)
  4. ネットを少し張りながら、樹脂製の洗濯バサミで均等に留める
  5. 全体を留めたら、接着剤が完全に乾くまで放置プレー
  6. 最後にネットの余った部分を切り取って完成
ネットはスピーカー用の弾力があるもの(ジャージ/サランネット)をオススメします。 ジャージネットの方がサランネットより弾力があるらしいですが、私はどちらを使ったのか分かりません。(笑)

接着剤がある程度固まるまでは、洗濯バサミの位置を適当なタイミングで動かすようにしないと、洗濯バサミがネットにくっついてしまいます。
グリルは内張りに装着すると少し歪むため、素の状態でネットに少しテンションがかかってないとシワが出る可能性があります。
フロントは廃棄予定の(20年位前の)スピーカーに使われていたネットを流用しました。 市販品のような仕上がりに大満足です。

リアは100円で売ってた車用のサンシェード(新品)を流用したのですが、安っぽさが滲み出ています。 接着剤も少し多すぎたかも・・・。(笑)
... ドア加工の「うんちく」をもう少し 覗いたり、隠したり してみる。
カーオーディオは奥が深く、DIYのテーマに最適だと思います。 徐々に作業を進めると、長期間、継続的に楽しめます。
チューンアップが進むと、今まで聴こえなかった音が聴こえるようになり更に面白くなります。 詳しい内容は検索エンジンからお調べ下さい。(笑)  加工に躊躇するという方は、家族の車を練習台にするという手段も・・・。(爆)

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