クイック・シフト - 短いだけじゃない!

これまではパイプを短く切っただけのクイック・シフトでしたが、Bollente のキットを
導入して支点の位置も高くなりました。これで無敵のクイッカー(笑)・シフトが完成しました!


156のシフトって、クラシック・カーみたいに長く感じませんか?

家族でピクニックに行く際の足としては良さそうですが、私個人のマニュアル操作の楽しみ方には合いませんでした。
動画は私の「家族でドライブ」のイメージ。  (イギリスの「通行税を払おう」広告です・・・ごまかすのに失敗してドライブできなくなってますが。(笑)
これこれは「通行税を払おう」のT-Bird版。)

CO2削減などの目的で、ロンドンの混雑する区間に通行税が設けられたそうで、東京都も導入を考えているとか。

本物はこっちです。 (トレーラーオープニング もありました。) 昔ビデオを借りて観た事があるのですが、途中で寝てしまいました。 こちらも必見!

最初の3ヶ月位はガマンして乗っていたのですが限界に達し、グラインダーでブッタ切りました。 パイプを切るだけなら車内でも作業できます。
今まで乗った国産車は、みんな車内からシフト・ユニットが外せるように設計されていました。 しかし156はこの辺のメンテナンス性能が(も)悪く、お腹の下から外すように設計されています。

これって、AlfaRomeoが後輪駆動ばかり作っていたからでしょうか?

切断する前にノブとブーツを外し、車内全体をシートで覆いました。 そして火花が飛びそうな場所はダンボールとアルミ板で保護しました。


実際に切る際は、バーの根元付近をプライヤーで挟みながら作業しました。 これはグラインダーの熱で支点やベースの樹脂製パーツが傷まないようにするためです。

切ってからわかったのですが、シフトバーの大部分は中身がない鉄パイプでした。

上から5cm位の位置に、縦に2つ並んだスポット溶接跡があり、中身が入っているのはその少し下まででした。 切るならスポット溶接跡から数センチ下(以下)が狙い目だと思います。

最初はバーの真ん中くらい(溶接されているワッシャーの少し上)で切断しました。 この位置で切るとトラベル量はかなり減って良い感じなのですが、

  • たまに灰皿下の小物に指が当る
  • 非常時に他人が操作しにくいかも
  • ノブの位置が少し遠すぎる

という事で、4〜5cm伸ばしました。

結果、感覚的にはストックの半分くらいの移動量のシフトになりました。
写真は一番短い時のもので、シフトの位置は1stです。
ブーツはニセ革で自作しました。


自家製クイック・シフトを1年位使ったのですが、気分転換に(うそ)Bollente のクイック・シフト・キット(中古)を入手しました。
左の画像で茶色のマスク処理をした部品は支点のボールジョイントを挟むストック・パーツで、何故かキットと一緒に送られてきました。 このパーツが無いとストックのシフト・ユニットも組めないので、このキットは廃車から収穫されたモノの様です。 (手と手を合わせて) 「なぁ〜むぅ〜。」
このパーツはかなり前から「欲しいものリスト」に入っていたのですが、取り付け作業の苦労を考えて購入を躊躇していました。

しかし、某通販の画像を見てある事に気がつき、購入を決めたのでした。 (オークションで(笑))  その理由は・・・
  • 支点の位置が上に移動する (「クイック」のままノブが上に移動)
  • トラベル量縮小の割合が「前後」と「左右」で異なる。
Bollente キットは支点から作用点までの距離をアタッチメントで延長するのですが、前後方向用のパーツが左右方向用のパーツよりも長くできてます。

自家製クイックシフトは支点から力点(シフト・ノブ)までの距離を短くしたので、「前後」と「左右」のトラベル量は同じ割合で減少しています。

自家製に慣れた後、トラベル量を意識しながらシフト操作してみると、「前後方向だけもう少し短くなってもいいかも」と感じてました。




仮組みしたシフト・ユニットの画像です。

V6用のキットには、ユニットの横に何かを挟む部品が付くようですが、TS用にはありません。 ・・・って事で、TSの場合、金属の台座は必須で無いような気がします。
台座の補強的な役割を果しそうなので、一応付けました。(笑)

・・・マニュアルは付いてなかったので詳しくは?です。

小さな不具合が1つ・・・。

前後を担当するアタッチメントの凹幅が大きく、完全には固定できない状態でした。 このままではクイック・シフトの効果が半減してしまう上、シフトチェンジの際のタッチが悪化してしまいます。
前の持ち主は、遊びがある状態のまま使っていたようで、シフト・パイプとの合わせ面には黒い塗装が擦り付いていました。
最初はハンマーで叩いて対処しようとしたのですが、遊びが大きすぎて×でした。 しょうがないので、0.3mm のアルミ板で細長い「直角フィラー」を作り、アタッチメントとシフトの間に挟みこみました。

・・・結果、アタッチメントをしっかり固定できました。

余談ですが、下の画像に写っている車体フレームに固定された樹脂製の台座がありますが、四隅がナットで固定されています。 このナット、助手席側の2個が締まっておらず、指1本でクルクル回せる状態でした。

・・・やるな AlfaRomeo。  いつまで経っても新しい驚きに満ちた車です。(笑)

今まで5速やリバースに入れる時のシフトフィールがイマイチだったのですが、このクルクル・ナットが多少なりとも影響していそうです。

シフトユニット全般に対する私の感想は「貧弱〜」です。 特に台座パーツなどは、昔乗っていた1500ccのエントリーレベル国産車のほうがしっかりしていました。 台座パーツを頑丈にすれば、シフトフィールはもっと向上すると思います。
シフト+車体フレームを車体から外した直後の画像と、Bollente キットを装着して車体に取り付ける直前の画像です。

上記の作業は、台座の樹脂パーツをフレームに残したまま、シフトの支点とその周りのパーツだけを外して作業しました。
ミッションへ続くワイヤーを抜かないと樹脂製の台座をフレームから外せないのですが、「ワイヤーを無理して抜くと元に戻すのが凄く大変」と予想しました。 かわりにいくつかの作業を車の下で行う事になるのですが・・・これもまた辛い。(笑)
シフト+車体フレームは奇跡的に元の場所に戻せました。(笑)
予想以上に過酷な作業だったため、身体への物理的ダメージが甚大でした。

初めての作業の連続で無駄に体力と時間を消費し、途中スタミナ切れで止めようかと思う場面もあったのですが・・・車が動かないと家にも帰れない。(笑)

作業後は筋肉痛に悩まされ、このページ執筆までに時間がかかりました。 作業当日の朝寝違えて、肩や首が痛かったのも悲惨な状況を招いた一因です。(笑)
Bollente のクイック・シフト・キット装着後の外観です。
ページ上の「自家製」の画像と同じく、シフトの位置は1stです。

単にノブの位置が上がっただけでなく、少し後ろに移動しています。

「自家製」で既にトラベル量が少なくなっていたので「Bollente を入れると扱い難くなるのでは?」と懸念していましたが、丁度いい具合でした。 ベースをしっかり固定した事と Bollente キット導入の相乗効果からかカッチリ感も増し、今回の作業の結果には大満足してます。
とっても後付的な感想に聞こえますが、本当です。(笑)

むしろ Bollente キットだけの場合、さほどクイックにならないように感じます。
「支点が高くなった分位は上も詰めなさい」という暗黙の了解でしょうか?
20081124 追記:
良いことばかり書くと空々しいので、気になった事も・・・

2速に入れたの遊びが内側に偏っています。 これは「前後」用のアタッチメントと「左右」のケーブル(ジョイント周辺)が2速に入ったの位置で干渉気味なのが原因です。 荒く2速に押し込むと右(4速)側にスライドしてから止まるため、少し違和感を感じます。

「左右」用のアタッチメントの延長距離が「前後」用と同じなら干渉しないと思いますが、その場合シフトの「前後:左右」移動比率がストックと同じになります。

Bollente は「どちらが使いやすいか?」と考え、干渉気味になるのを承知で移動比率を適正化する設定を選んだ可能性があります。 私も同じ選択をすると思いますし、慣れるのは時間の問題だと思うのでOKです。

・・・「前後」方向のアタッチメントが外に向くようにバーを曲げれば問題なくなるように思うのですが、フレームを再度外す根気がありません。(笑)
トラベル量や位置の違いを 蛇足的な説明図 で確認したり隠したりしてみる・・・。

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