スロットルのスムージング

前回、スロットルの開閉角度に疑問を抱いて、 スロットルの中身を確認 してしまいました・・・。
結局バルブの作用角度は問題なかったのですが、他の部分が気になってしまいました。
・・・そんな訳で、自己満足チューンアップの実行です。(笑)
(下の手順では無駄があり、MAFセンサー直後の金具を外せばゴムのインテークパイプだけ抜き取れます。)

2008.04.03 追記:
スロットルの内側を鏡面処理していますが、 ある程度ザラザラしていたほうが空気抵抗が低くなるらしいです。
そのうち再処理しなくては・・・。
throttle_01.jpg ECUのプラグを抜くために、まずバッテリーの−端子を外しました。
端子の金具は作業用手袋で包んであります。 この状態で待つ事約10分・・・待ち時間は、 たぶん5分位でも大丈夫だと思うのですが、 念のため多めに待ちました。
戻すときは、全てのプラグが接続されている事を確認して、 端子を付けた後5分待ち、キーを「MAR」の位置に回して2分待ちます。
私の156は、頻繁にどこかのパーツを外されて、 意味不明な改造を施されてしまい可哀想です。 これが元で、ページのタイトルを「可哀想な156」とする予定だったのですが、 手先が器用な友人が言った「魂の乗り物」というフレーズが妙に耳に残ったので、 軽薄にパクりました。(笑)
throttle_02.jpg スロットルバルブを外すためには、 直前のゴム系インテークパイプに付いている細かいパーツを外す必要があります。
写真左下(フィルタ側)から順に・・・
1:樹脂系インテークパイプとの接続部の押さえ、 2:MAFの配線プラグ、 3:スロットルのワイヤーパイプの押さえ、 4:ブローバイとの接続部の押さえ、 5:スロットルボディーとの接続部の押さえ、 6:ECUの配線プラグ2個、 7:ECUの配線の押さえ、 8:スロットルボディーのアース
(クリックで拡大画像)
throttle_03s.jpg ECUの配線プラグの接続部は少し特殊で、黒いツメの部分を下に押しつつ、 回りの金属のハンドルを持ち上げると、プラグ全体が上にスライドします。
(クリックで拡大画像)

これはプラグ内のピンを傷めないように配慮した構造で、お気に入りです。
throttle_04.jpg 細かいパーツを外した後、 ファイヤーウォール側にパイプ本体を引き抜きます。

パイプを外したら、スロットルワイヤーのパイプを手前に引き抜き、 ゴムのグロメットを下にスライドさせて外します。

パイプを外した後は、 スロットルの右下に付いているアクチュエーターの配線プラグを抜いておくと、 作業が楽になります。
(次とその次の写真参照)
throttle_05.jpg スロットルボディーは、矢印の先4箇所にあるトルクスネジで止まっています。 トルクスネジは強く閉まっています。

この作業中にネジや工具を落とすと悲惨です。 ラジオを聞きながらボーっとしたり、 しゃべりながらの作業は控えたほうが懸命です。

私はビットの先とネジを1回ずつ落としました。(笑)
偶然、真下のミッションケースで留まっていたり、 一番下のアンダーカバーまで落ちてくれたので助かりました。
throttle_06.jpg 写真上の矢印の先は、アクチュエーターのプラグ接続部分です。
スロットルボディーを外す前にプラグを抜いておきます。

下の矢印はスロットルワイヤーのタイコです。
外側(写真では手前)にスライドして外します。
throttle_07.jpg スロットルバルブを固定しているネジは、 全閉時にエンジン側を向いています。

このネジを外して軸を回転する(スロットルバルブを開ける)と、 バルブをエンジン側に抜く事ができます。
throttle_08.jpg 加工前の全開状態の写真です。
角や面が、空気の進行方向に対して突き出ています。
throttle_09.jpg 改造ポイント1
オレンジで囲んだ部分を少し削って、 スロットル全開時のバルブの角度を増やします。

削りすぎると強度が落ちそうなので、 軽めの修正に留めます。
気持程度なので、写真も撮りませんでした。
throttle_10.jpg 改造ポイント2
スロットルボディー内の段差(フィルター側とエンジン側の両方)を削ります。
削るといっても、バルブが閉じたときの隙間が増えると困るので、 段差の角を適当に削って、急な凸凹を無くすような 感じに仕上げます。

また、筒の手前部分が結構ザラザラしているので、 これもスムーズに仕上げます。
throttle_11.jpg 改造ポイント3
スロットルバルブのエッジを薄くします。
厚みは多分2mm位あり、全開時には空気が思いっきりぶつかりそうです。
throttle_12.jpg バルブの加工範囲は、図のオレンジの部分です。 (バルブの下半分は、裏の面を削ります)

バルブの円形を崩さないようにするため、 エッジ部分は厚みを少し残す感じに修正します。

これでアイドリング時の微妙な開閉度を狂わさずに済みます。
throttle_13.jpg いきなりバルブの加工です。
最初に荒めの板ヤスリで角を落として・・・

サンドペーパーの100番くらいから1000番くらいまでを使って、 凸凹を減らして・・・

ゴムとタワシのあいの子のような磨きツール (写真中段のバルブが乗っているヤツ)で表面を磨き・・・

最後にコンパウンドを掛けて適当に鏡面処理しました。

軸に挟まれる部分が薄くなるとマズイので、 加工の程度は適当です。
また、出っ張りが2箇所あるので、 軸方向に向いていない角を落としました。

加工してわかったのですが、バルブはアルミ製でした。 膨張率をスロットルボディーと合わせるためでしょうか? 強度を保つために厚くなっているようです。
throttle_14.jpg ボディーの内側も、バルブと同じような方法で修正しました。
軸とボディーの隙間に削りカスが入るとマズイので、 作業前に軸とその周辺をガムテープでマスキングしました。

筒が深い(自分の根性が足りない)ため、上手く削れませんでした。

全閉時の隙間を増やさないようにするため、 軸周辺を削らないように注意しました。
throttle_15.jpg バルブ、ボディーともに削りカスをよく落とした後、組み立てます。
バルブの取り付け方向を間違えるとバルブの動きが渋くなり、 全閉しなくなります。(多分、中心軸の位置はオフセットされてます。)

ネジは、スレッドを壊さないように注意しながら強めに締めました。
走行中にバルブがズレて閉じなくなると ・・・ペダルを戻しても回転が落ちなくなる可能性があるので怖いです。

「サイクロン」とか「トルネード」とか呼ばれている、 空気の流れを渦巻状に矯正する社外バーツがありますが、 全開状態のバルブに引っかかってしまい、 死亡事故が起きたという話を見たことがあります。

自分はCDAを付けていて、出口が渦巻状だからサイクロンいらないや。 でもMAFセンサー手前の整流構造が風速を落としているような・・・

写真下段は、加工後のバルブ全開状態です。
光の関係で側面の加工箇所が目立ちますが、 角が取れているので空気抵抗は少ないハズです。 バルブのエッジも鋭角になりました。

ネジの頭や足の飛び出している部分も削りたい所ですが、 強度やメンテナンス性を考慮して、あえて修正しませんでした。

これでエンジンの全開性能が0.5%、加速性能は1.2%アップしました。 ・・・頭の中限定ですが。
空ぶかしの時の吸気ノイズが増したのも、多分気のせいです。(笑)

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