1.全開でないけど全開のスロットル

AlfaDiagを弄っていて見つけた内容なので、誤りの可能性があります。 ←的中です。(笑)

AlfaDiag TPS Angle Log 私の156をAlfaDiagで見てみると、ベタ踏み状態でもスロットルバルブは76°位までしか開かないようです。 詳細は・・・
 TPS Absolute OutputThrottle Valve Angle
全閉31.89°全閉:4.69°
全開103.18°全開:75.98°
※ ペダル:TPS Absolute Output スロットル:Throttle Valve Angle
全開時90°を目指して、今より多めにペダルを踏み込めるように調整しました。 作業内容は、ペダル裏に付いているネジのゴムカバーを取って6mmヘキサで最後までねじ込み、 受け側の樹脂製パーツを外して、 足の部分を半分くらいの高さに切断して付けました。
ECUをリセットした後AlfaDiagで調べてみると、
 TPS Absolute OutputThrottle Valve Angle
全閉31.89°全閉:4.22°
全開106.93°全開:79.26°
に変りました。・・・が、全開時のスロットルは90°に至りませんでした。 (クリックでグラフ拡大)
Parts under throttle pedal 調整後のグラフでペダルが106.00°で一度止まっているのは、 ペダルとセンサー(potentimeter、可変抵抗)を繋いでいるワイヤーが完全に伸びきっているためです。 これより上は無理に引っ張っているので、センサーを壊す可能性があります。
スロットルバルブの全閉角度が調整前と後で違うのは、 ECUリセット後にアイドリング学習をしていないためです。
Throttle Body スロットルバルブの角度の作用角は、 ペダルの作用角と一致している(調整前71.29°調整後75.04°)事を考えると、 全閉時のペダル角度を0°に近づけるように調整するのが正しい解決法だと思います。
以下 2008.1.24 追記:
スロットルバルブを直接確認してみました。 ペダルで全開にしてみると・・・バッテリーが邪魔で角度がいまいち確認できません。
でも解った事が2つありました。(クリックで拡大写真)
  • スロットルバルブは、主にペダルからのワイヤーが直接動かしている
  • 全閉、全開時の基本的な限界角度は、バルブのボディーにあるストッパーで物理的に決まる (図中のオレンジで囲った部分)
ブローバイの汚れが見えますが、 これはインテークマニホールド側からの吹き返しなので、 低回転時のものです。 ブローバイのリターンパイプは、 インテークマニホールドとスロットルバルブ直前の2箇所に分岐していて、 アイドリングや低回転の時は主にインテークマニホールドの方に流れます。
Air flow この状態でバルブを弄ってみると、 なんとなく図のような仕組みになっている事が予想できました。 (概念図です。実際の構造ではありません。
ペダルの動作で回転する部品(写真ではバルブの左側)は、 図の水色のパーツを回転させます。 バルブ自体は緑色の別パーツ(写真ではバルブ右側のアクチュエーター)についています。 緑色のパーツは外側の水色パーツに対して15°程度の遊びがあり、 バネのような力が反時計回りに掛かっています。 アイドリング調整用のアクチュエーターが緑色のパーツを時計回りに動かして、 角度調整しているみたいです。
Intake Manifold Air flow もっとよく調べるために、スロットルバルブを外しました。 インテークマニフォールドの穴は、 スロットルボディーの筒の中心に対して少し下側へ広がっているようです。
余談ですが、手先の器用な友人は、V8のアメ車に乗っています。 ある日その巨大エンジンのインテークマニホールドが樹脂製で、 古くなるとヒビが入って不具合が起こりやすい事を知ったので、 「やっぱアメ車だね」などと話した事があるのですが、 156も同じく樹脂製でした。 まさに「目くそ鼻くそを笑う」の状況。 現代の車は、みんなこんなもんでしょうか? ・・・軽量化が進んでいるという事で。(笑)
Full Closed Throttle Valve 全閉時のバルブ位置です。 上は遊び角なしの状態で、 下は遊び角を最大(最小?)にした状態です。 オレンジで囲ってある全閉時のストッパーネジが、 上下共にスロットルボディーに接触していおり、 ペダルによって動作する回転パーツは動いていてない事が確認できます。
(クリックで拡大画像)

なんか軸が思ったより太いような・・・
Full Opened Throttle Valve 全開時のバルブ位置です。上下の状態は全閉時と同じ条件です。 円の中心がカメラのレンズの中心になるように撮りました。 軸が太いため、バルブが開ききらなくても流れる空気の邪魔にならないみたいです。 写真下のように、遊び角が最大(最小?)になるまで回転させると、 バルブは空気の進行方向に対してほぼ平行になります。
(クリックで拡大画像)

なんかバルブの断面が思ったより厚いような・・・

当初は実際にバルブの角度を測ってみようと思ったのですが、 軸の太さに圧倒されて(笑)測る気が失せました。 全開時にスロットルバルブの角度が75°位あれば、 たぶん全開と同じです・・・というか、一定角度以上開いても、 軸が空気の流れを邪魔をするのでほとんど意味が無いと思います。 エンジンが動いている時はアイドリング調整用の角度が加わるので、 全開時に75°を超えるの間違い無いと思います。
Nero8's AlfaDiag TPS Angle Log AlfaDiagを持っている他の方に調査を依頼したところ、 Nero-8 Archives の 黒8番さん が速攻で返信してくれました。 しかも画像付きでした! (クリックで拡大画像) 結果は・・・
 TPS Absolute OutputThrottle Valve Angle
全閉30.49°2.35°
全開106.46°78.32°
という事で、私の156とほぼ同じようです。
黒8番さんに、この場を借りて感謝いたします。 同じ2.0TS乗りの上、GIULIAでレースもやっておられます。 素人の私にはとても力強い見方です。
ドカにも乗ってらっしゃるようで、 私もR1を購入しよう・・・と思ったら、 資金は156のパーツ代に消えちゃいました。(笑)
AlfaDiag Log with car running 「実際に走っている時は全開時にアクチュエーターが動作して、 90°まで開くのでは?」と期待して、 車を走らせて7000rpmまで回してみましたが、 そんな事もないみたいです。
(クリックで拡大グラフ)
ついでに、フロアマットがペダルの下に挟まった場合に、 どれ位角度が減るかを調べてみたところ、6°程度でした。(笑)

・・・とりあえずスロットルバルブが 75°強開いていれば全開と見なせるみたいなので、 これで調査終了とします。後は自己満足チューンアップで・・・。
V6 Throttle Valve Fig
2008.1.29 追記:
変なCDにスロットルバルブの角度の記述を見つけました。 それによるとアイドリング時は0〜15° それ以外では0〜83°との事です。 つまりペダルによる作用角は68°以上あれば正常で、 バタフライバルブが83°以上開くと開きすぎみたいです。
全開が90°より下向きなのは、 インテークマニフォールドが下方向に続いているからなのか、 単に軸が太いからどうでもイイのか・・・。
・・・最初からこれが解っていれば、 バラしたりしないで「明日のために」に載せたのにぃ。(笑)

ちなみにV6のはD.V.E.と呼ばれるアクチュエーターだけでスロットルバルブを開閉しているようです。 軸の向きもTSと違い垂直で、作用角は0〜80°だそうです。
(TSのアクチュエーターはM.D.S.というらしいです。 当初はTSもアクチュエーターだけで動かしていると思っていました。)
AlfaDiag Warming-up Log 蛇足
左のグラフはコールドスタートしてからアイドリングが860rpmに至るまでのTPS Absolute Output、 Throttle Valve Angle、Target Idle Speed、Engin Speed の相対関係グラフです。
(クリックで拡大グラフ)
これで何が解るのかと言われると、困ってしまいます。(笑)
当初は「TPS Absolute Output=ペダルの踏込み量」と思っていたのですが、 実際には「TPS Absolute Output=ペダルの踏込み量+アイドリング調整量」のようです。 またアイドリング調整量は、ペダルを踏まない状態での「Throttle Valve Angle」のようです。 そんな(どんな?)訳で、このグラフの存在価値はいまいち不明です。(笑)
一度に4個までのセンサーしか監視できないので、 O2センサーや温度などがわかりません。(開始時は4℃位で、終了時は50℃位です) 今となっては、別のセンサーのログを取り直す気力はありません(笑)
グラフを見る際の注意点は、
  • Throttle Valve Angle が変化した部分のみを抽出したため、 時間軸(横)の間隔は一定ではありません。
  • 途中まで Engine Speed が 1300rpm で安定しているように見えますが、 実際には(スロットルの角度が変らなくても)1290〜1310rpm程度の揺れがありました。 抽出過程で変化の様子は失われました。
  • センサー1個の値を取るのに200ms程度かかっているので、 縦一直線に並んでいるセンサーの値は実際には最大で800ms程度の時間のズレがあります。
  • 当然ですが、ペダルは踏んでいません。
エンジンをかけてからしばらくの間、 Throttle Valve Angle は6.10°と5.63°を一定間隔で繰り返していました。 その間の Target Idle Speed は常に1300rpmでした。 その後スロットルの角度を徐々に閉めて回転数を落としていきます。 グラフでは回転が急激に落ちているように見えますが、 実際にはなだらかです。 同じような条件で録った、 時間軸を編集してない別のグラフを参照下さい。
だから何?と言われると、そこにグラフがあったから・・・失礼しました。(笑)

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