4.素人(自分)の仕事

Dラー(またはその下請け)の電装系の仕事を偉そうにケチつけましたが、自分はどうなのかというと
たいした仕事は出来てません。 ヘッドランプをHIDにして自作LEDランプを付けたまでは良かったのですが、
LEDの足が、HID化で高圧に帯電しているリフレクタと接触したらしく、
ライトをOFFにしてもキーを抜いても点きっぱなしになるという不具合を生み出しました。
(接触気味だった時はライトをONにするとHIDが点滅したり、ギャップ通過後に消えたりという不具合が発生してました。)

しょうがないのでポジション球を外して一晩経ったら、 今度は点灯しないという不具合に変化してました。
後から判明したのですが、点かなくなったのは運転席側のポジション球と助手席側テールのスモールランプ。
とりあえず配線を追加して点灯していたのですが、不具合をワーク・アラウンドで誤魔化すというのはいかがなモノか・・・
と言う事で、最近正式に対処しました。(対処できました。(汗))

broken VND810M SP 不具合の原因はこのチップ。
VND810M SP」という、 「高出力用インテリジェント・2チャンネル・4アウト・リレー(勝手に命名)」です。

1つのチップで2チャンネルのリレー機能の他に、 出力側の導通ステータス出力や、逆流・高温時の保護回路を内蔵しています。
写真のチップが、点灯しなくなった2つのバルブを担当しています。 マンガのようにヒビが入っている姿を見たときは、思わず吹き出してしまいました。 きっと、高圧の逆流パルスが入り込んで「ピシッ」と逝ったんだと思います。

「4アウト」と言っても、1チャンネルの出力2つは並列で同じ回路へ繋がっています。 (耐電流を稼ぐため?)写真のチップの場合、左下2本の足が助手席側リアのスモールへ、 右下2本の足が運転席側ポジション球へ繋がっています。
circuit 回路の全貌はこれです。
「高出力用インテリジェント・2チャンネル・4アウト・リレー」が計5個使われています。(内2個は出力が他より大きい) ・・・10個のバルブのリレー兼状態監視回路のようです。

真ん中上に回転計用、右端にはインジケーターON/OFF用と思われるICが付いてます。
check bulbes
変なCDによると、チェックしているバルブは・・・

  • ヘッドのスモールランプ
  • テールのスモールランプ
  • ナンバープレートランプ
  • リアのフォグランプ
  • テールのストップランプ

みたいです。(左右2個づつ)

主に普段意識しないバルブが対象と言う事でしょうか? ナンバープレートやリアフォグのバルブがチェックされているのは嬉しい限りです。(うそ)
torque meter 基盤が入っているのは、これです。

タコメーターとは仮の名で、 本当の姿は「回転計兼状態監視機能付き電流分岐装置(勝手に命名)」だったのです。(笑)
fuse block ここに行き着くまで、色々苦労しました。

怪しかったのは、運転席側ヒューズBOX(写真)の他、イグニッション・キー内部のスイッチ、 ステアリング・コラム内(ウィンカーやウォッシャーとか)のスイッチ、 エレクトリック・シャントと呼ばれるグローブボックス上に付いている分流BOX など、高価で取り外しが厄介なものばかり。 どれもチェックすると壊れてなくて困ってました。
手先が器用な友人から「テールランプのスモール球が切れている」と指摘され、 なんとなくピンときてタコメーターに至りました。 それまではテールランプが切れている事に気付かずに乗っている始末・・・(笑)。
torque meter disassemble タコメーターの分解は簡単で、 写真上の4箇所のツメを押しながらカバーを外し、 基盤を上に引き抜くだけです。

回転計と基盤との電気的な接続は、 画像下の4箇所のターミナルを通して行われます。

基盤つきの写真は撮り忘れました。(笑)
new and broken meter 最初はこんな方法で誤魔化そうと思いました。 でも、壊れたまま使用するのが気持悪いのでやめました。

壊れたチップは一般には出回ってないらしく、 少なくとも50個単位でないと入手できないみたいです。 しかも単価が1500円強・・・。

安く売っていたV6MTのタコメーターを入手してバラして見ましたが、 真ん中上のICや周辺のチップ抵抗の設定が違い、 回転数が半分くらいで表示されてしまいます。 問題のリレーチップは、少し型が違いますがTSでも使えそう・・・ と思ったら、腕が足らず上手く基盤から取り出せませんでした。 (今なら自信あるのですが(笑)。)
結局2.0TS用の中古品を買いました。(爆)
これ、外見や刻印されている番号だけではTS用、V6 MT用の見分けがつきません。 上に張ってある(バーコードと文字が印刷されている)白いラベルで見分けるしかないと思います。 古くなると接着剤が乾いてラベルが取れてたりするので注意が必要かもしれません。

壊す予定がある人は気をつけて下さい。(笑)
元になる不具合は、以下のようなステップで起こったものと思われます。
  1. LEDポジション球の+側がリフレクタを介してHIDの−側と導通。
  2. ポジション球ON、HIDもON!
  3. HIDのバーナーが異常を感知してHID側の回路OFF
  4. 同時に高圧電流がポジション球用のリレー・チップに逆流し、安全装置が動作してポジション側の回路OFF
  5. 回路的に異常が無くなり、両回路とも復帰
  6. ポジション球用のリレー・チップが物理的に壊れるまで2に戻る
  7. 同じリレーが担当していたテールのスモール球も点灯不能になる

ちなみに、ヒューズは直流の過電流が一定時間流れないと切れてくれません。 (定格の150%で*秒とか)。 今回は、毎秒数回という短いインターバルでON/OFFを繰り返したため、 ヒューズは効きませんでした。(逆流の場合、ヒューズ関係ないかも)

また、ヘッドランプ内のリフレクタは電気的にフローティング状態に近いみたいで、 HID化している場合バーナーのシールド線が触れたりするだけでも (安全装置が働いて?)HIDが消灯するみたいです。 バーナーを抑えている金具やその他ランプ内の金属部品は、 互いに接触しないように注意したほうがよさそうです。

ついでに、キーをMARに回してから数秒後、 今回壊れた回路が異常を感知するとライトのON/OFFに関係なく警告灯を点灯させます。 この時のノイズが強いみたいで、弱っていたメーター照明用のバルブが次々とお亡くなりになりました。 (ばらばらと、スピードとタコ合わせて4個も・・・とほほ)  電球切れを放っておくと、余計なバルブも一緒に失う可能性大です。

HIDを装着している方や、 ポジション球などをキャンセラー抵抗でLED化していたり怪しい改造を行っている方、 状態を監視しているはずのバルブが切れているのに警告灯が点かなかったり、バルブが問題ないのに点灯しない方、 行き詰まったらタコメーター(別名「回転計兼状態監視機能付き電流分岐装置」)をチェックしてみてください。

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