3MA CDI の特性

パワー測定を実施した数日後、3MA-00 の点火特性マップを見つけました。
軸の数値は私の予想ですが、少し自信があります。 ついでに 1KT のマップも重ねました。

3MA CDI + TPS ではスロットルを回転数に合わせて開けた場合に限って、加速に適した点火タイミングが得られるようです。
スロットル開度1/8以下で走り出し、6,500rpm までは開度1/4以下、6,500〜8,000rpm弱は開度1/2以下、8,000rpm 以降は開度1/2以上・・・です。

このマップを逆手にとって、TPSの固定位置を微調整できそうです。
面白いのはスロットル開度1/8以下のマップで、他と比べると激しく進角しています。 停止状態からの走り出し直後や、低速クルージング時にトルクが上がりやすい(ふんばる)ように設計されているみたいです。

中・高回転域でスロットル開度1/8以下という状況は、全開走行直後のエンジン・ブレーキ時や、カーブなどでシフトダウン後に加速開始ポイントを待っているような状況があると思います。 3MAのCDIはこのような状況下でのカブリや煙を防止したり、レスポンス向上のため(回転数が上がりやすいよう)に進角しているようです。 あとシフト時とか・・・。

2010.03.20 追記:
CDIとTPSのページが恒常的にアクセスされているので、注意点とか。(笑)

TPSの開度出力を極端に低く設定していると、意に反してバイクが加速する事があります。 スロットル動作に連動した TPS 出力を 3MA CDI に繋ぐ/繋げてる方はご注意下さい。

私のテスト中の経験を書きますと、なだらかな下り坂を4速位でスロットル全開まで回した後の出来事です・・・

スロットルをジワジワと戻して減速していったのですが、7〜8,000rpm 位の所でいきなりエンジン音が変わってバイクが加速し始めました。 これは、実際のスロットル開度がまだ1/2程度だったにもかかわらずTPSからは「1/8以下」の値が出力されてしまい、点火タイミングが上記グラフの緑色から水色に切り替わった事が原因のようです。

この時は減速中で気が緩んでいた事もあり、加速が始まった瞬間に姿勢を後ろに崩してしまいました。 そのため、スロットルを安全な位置に戻す(減速する)までに、普段よりも多くの時間がかかりました。 走っていた道が見通しの良い直線だった上に、並走車や対向車が無かったので事無きを得ましたが、「もしも峠の下りなんかで起こっていたら」と思うと今でもゾッとします。

念のためもう一度・・・
 3MA CDI + TPS では、TPS の開度出力を実際のスロットル開度より極端に低く設定すると危険です!

3MAのサービスマニュアルでTPSが調整不可となっている理由の1つは、この辺が関係しているかと思います。 最初にこの現象を経験した時はビビりまくりましたが、これが「危険な裏技」を探し出すキッカケとなったので、良かったのか悪かったのか?(笑)

3MA-00の危険な裏技

確実に危険な改造です。エンジンの寿命が縮みます。

この裏技を使うと、特に 6,000 〜 10,000rpm が危険に進角します。

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